SURE SE215レビュー

SENNHEISER CX400-IIからの乗り換えですが、SURE215良いですね。
利用は昨年7月末から約半年。米国出張の帰りに$99.99(税抜)だったのですが、今国内で買うほうが安いですね。
WEBなどで見てみると家電量販店はほとんどSURE製品扱ってないのですねぇ。

未だにiPhone 3GSを使って音楽聴いています。たまにiPad(第3世代)に接続して語学学習がてらPodCastなんかも聴いてます。
当初、CX400-IIからの乗り換え当時は低音が大きいなぁ、という印象でしたが、CX400-IIからボリュームを-1or-2して丁度良くなりました。(逆にいえば、CX-400IIが低音が弱かった、ということでしょう。)
CX400-II利用時は音量を上げても音に包まれているという感覚がなく、ある程度大きくすると耳障りになってましたが、SE215はそういうことはないです。
SE215を使い出してからCX400-IIは妻が利用していましたが、先日久々にCX400-IIを使ってみて改めてSE215の良さを再認識しました。

■遮音性
イヤーパッドが薄手のゴムではなく、耳栓のようなスポンジ素材である点もGOODです。ゴム製のものと比べて遮音性が全く違います。油断していると電車の案内を聞き逃します。
ちゃんと比較したことはないのですが、遮音性はSONYのノイズキャンセル分くらいあるような気がします。

■装着感・取り回し
これも素晴らしいです。これまでイヤホンはつけていると徐々に耳から外れていくものだ、という認識が見事に覆りました。取説にもありますが、SE215はケーブルを一旦耳に掛けてからMP3プレーヤーに接続するので、プレーヤーの取り回しで引っ張られることも無いですし、イヤホンの自重で徐々に外れる、ということも皆無です。
なお、耳に掛ける取り回しは、ケーブルに「クセ」がついてない購入直後は、ちょっと我慢する必要があります。
なお、最初から付いているイヤーパッドは大きかったので、1サイズ小さいものに変えたらメチャメチャ快適になりました。
(取り替えるときに壊れるか、と思うほど力入れましたが。)
ズボンや上着のポケットにプレーヤを入れていると、ちと長いですね。しかし、カバンにプレーヤーを入れて使う分には丁度良いです。(iPadを入れたカバンを方から掛けてつないでいます。)


■肝心の音は?
今までのイヤホンの中で最強です。
やはりある程度低音域がしっかりしないとダメだ、ということが解りました。
解像度は全般的に高めなのでCX400-IIでは聴き取れなかった音までしっかり聞こるし、楽器はより「らしく」聴こえます。
打楽器、管楽器、弦楽器どれも良いです。
しかし、これはiPhone 3GSとの相性と思いますが、ピアノの艶っぽいところが苦手、女性ボーカルが2−3歩下がって聴こえる印象です。
iPad(第三世代)だとあまりそういうことは感じないですし、iPhoneでも4、4S、5だとまた違うのではないでしょうか。
先日ためしに家電量販店でWalkman Zシリーズに接続して音の立体感に衝撃を受けました。「きらきら系」音のWalkmanの方が相性良いのかもしれません。上記はZシリーズの時の実で、FやAシリーズではそこまで衝撃を受けなかったので、たまたまZの視聴をした音源がロスレスだったかもしれないです。
よく聞くのは洋楽・邦楽問わずジャズ、ハードロック、ロック、ポップスなどですが、オールジャンルで良く鳴ってくれます。特にバンド系などの音作りにこだわりのある楽曲は聴いていて楽しいです。
もっぱら携帯端末でMP3などの圧縮音源で使用しているので、ミニコンポ+ロスレスなどで使うともっと良いのかもしれません。

■メンテナンス性など
まだ取り替えたことはないのですが、SE215はケーブルとイヤホン本体が分離できるので、ケーブル破損時も最低限の出費で済みます。(ケーブル辞退も他製品と比べて極太なので、滅多に断線しないと思いますが。)

■欠点は?
取るに足らないことですが、上記にも書きましたがケーブルが極太なので、音楽を聴いていない時にポケットなどに纏めて入れておくと、iPod Nano位の体積を取ります。(笑)
これも同じくケーブルが極太なので、周囲が静かだと歩行中は擦れる音がする時があります。周囲がある程度ざわざわしていると気にならない程度です。

■総合的に
この価格帯で一番でしょう。幅広い人のお勧めできるイヤホンです。
しかし、耳は贅沢になるもんですね。最近もう一つ上のイヤホンが欲しくなってきました。